2023-11-02
カラークリア塗装
弊社で良く使うステンレス材についてなのですが、最近は仕上げ面HL(ライン入り)や鏡面、
VB(ランダムにラインの入ったもの)以外に、色についても従来対応出来なかった仕上げが
出来る様になりました。
上の画像はSUSHL□パイプにゴールドをカラークリア塗装したもの
下の画像は左上から時計廻りに、通常のSUSHL1.5t、SUSHL1.5t+iphoneのローズピンク(5分ツヤ)、
同(ツヤ無)です。写真ではうまく撮れないのですが、実物はかなり違います。
加工屋からすると、カラークリア塗装の最大のメリットは
・加工後の着色が可能(焼付している為、塗面が強い)
・素地の仕上げは生かしたまま、色だけ着色出来る(焼付塗装はペンキの様で表面の仕上げは無くなる)
これに尽きます。従来はカラー材を取り寄せ、ビス止めもしくは接着剤だけで製作していました。
溶接すると、焼け跡やビートの処理が出来ず製品にはなりませんでした。
万が一傷を付けたり、アースをスパークさせてしまったりすると仕上げ面の補修が出来ない為…
一から再製作でした泣
加工後の塗装が出来るというのは、キズ等出来ても社内で補修が出来る為に製作側の負担が軽減出来ます。
素地を生かしたまま着色出来るということは、色はサンプルに固定されずツヤも自由に選べます。
最近はカラークリア塗装の什器や装飾品の製作依頼も増えています。興味のある方ご相談下さい!